今朝はかなり冷え込みました。空は青々と晴れ渡っていたので放射冷却作用による冷え込みでしょうね。そんな厳しい寒さの中、関連会社でもある不動産会社ファーストランドの分譲建売住宅が完成したので内見に行ってきました。
場所は北長瀬駅から徒歩10分足らずの区画整理の中になります。まず最初に目に飛び込んできた外観は、「リッチブラックという暮らし」がテーマらしい濃い品のあるグレー。写真では分かりにくいと思いますは、下から上にかけ壁をふかし膨らみをもたせています。窓はすべて内だて納まり、壁はジョリイパットの塗り壁、一部杉板張り塗装、ガルバニュウム鋼板も混合した特徴のある佇まいです。
玄関を入ると、楢材無垢フローリングが優しく迎えてくれます。1階は居室3部屋。部屋の窓の高さがすべて違うのは場所によって採光や視線が違うから・・・良く考えられていました。
階段は内寸1,065ミリの幅広階段。荷物を持ったままでも楽々行き来が出来ます。そして濃いパープルのカーペット素材が目を引きます。最近は少なくなりましたがカーペット素材は素足の感触が気持ちいいんです。私はかなり好きです。
2階はLDKに水廻り一式。1階とは全く違った感じで天井が高く開放的ですごく寛げる雰囲気です。天井がスロープシーリングになっているのですが、その先はトップライトになっており明るい日差しがリビングに差し込みと~ても明るいのです。キッチンはスキップフロアで段差を付けているのでとても目立つ場所にありました。カウンター壁のタイルが素敵でした。
リビングには薪ストーブもあります。珪藻土の塗り壁と相まって落ち着いた雰囲気になっています。
今回の建物の設計・施工は「Living09」さん、細かなディテールにこだわり、とても手間暇かけて家づくりをしている方々です。特に代表の上久保さんのこだわりは半端じゃないです。(逢ってみれば分かります)
新築住宅は何度見てもいいです。気持ちがワクワクしてきます。
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分譲建売住宅 「北区北長瀬」
今年の振り返り
衆議院選挙もあと1週間後に迫ってきました。TVをつければ、各党の代表者が我が意見を我先にと見苦しい論戦を繰り広げています。他党の悪口を言い合うのは見ていて嫌悪感を感じます。それにしても11党は多すぎます。どうにかならないのでしょうかね。これも、今の世の中の混迷具合を鏡のように映しだしている現象かもしれませんが、選択する方も本当迷ってしまいます。
さて、今年もあと3週間足らず、毎年の事ですが今年も「あっ」という間に過ぎました。そして我が身も四捨五入すれば50代になり、過ぎ去る月日を感じる今日この頃です。今年の住宅業界は消費税増税の駆け込み需要が起きている関係で賑やかな1年でした。住宅会社の積極的なセールスもありますが、消費税増税の負担増は消費者心理をかなり刺激してるのは間違いありません。こんな形での需要増はいかがなものかと思いつつ、これも現実と思う日々でした。
お世話させていただいたお客様は11月までで30件。うち7割が土地購入絡みで1次取得者層の購買意欲は旺盛な感じがします。資金総額が大きくなることもあり、現在の低金利、住宅取得に絡む政策減税を最大限生かしたいとの思いでしょう。建てられた住宅は皆さんとても個性的で、自分スタイル、ライフスタイルを明確に持っていた方が多かったです。市場はとにかく安く建設できる「ローコスト志向」と自分のライフスタイルを実現できる「オリジナル志向」に大きく分かれていっていますが、施主自身が住宅のことを勉強し、積極的に住まいづくりに参加する傾向が強くなっている感じがします。
不動産についてもしかりで、人気のあるところは高値安定、そうでないところは下落が続いている状況が続き格差は年々大きくなっています。ちなみに、私の住んでいる場所は高台で周辺は緑が多くとても静かなところですが、バブル以前よりも安くなって浮上する気配は全く見えません。(世の中的には人気がないみたいです・・・笑)不動産の人気のキーワードは、学校区・インフラ高整備・広い道路・商業施設隣接・分譲団地になっていますね。
それから今年は中古住宅購入の相談の多かった年でした。古いものを利用してリノベーションをしたいと考える方が増えている感じがします。特に30代の方に多く、新しいものがすべて良いという概念は無くなっているようです。来年ももっと増えていくでしょう。
先のことを考えると不安になることも多い世の中ですが、後ろ向きになっては何も生みだしません。住まいを豊かにすることは、色々な元気エネルギーを生み出してくれます。もっと生活を楽しめるような住環境を望んでいくべきです。来年も元気で楽しく仕事に取り組みます。
内見会 「中区湊」
衆議院解散
本日午後、衆議院が解散されました。思い返せば、圧倒的な国民の支持を受けて民主党政権を取った3年4ヶ月前、本当に世の中を変えてくれんるんじゃないかと期待感いっぱいでしたが、国民と約束したマニフェストの達成率は30%程度で終わり、今回の選挙を迎えることになりました。
政治の世界の事は良く分かりませんが、あれだけ国民の支持を受けた政権はなかったように思います。世の中を変える大きなチャンスであり、有権者と約束したことを実直に実行していけば良かっただけなのに・・・と思うのは私だけでしょうか。
政権を取ったあとの民主党はいつの間にか昔の自民党のようになってしまったようでとても残念でした。権力を握ぎると皆そうなってしまうのでしょうかね・・・。私が携わっている仕事の一つに、不動産仲介のお手伝いをすることがありますが、09年の民主党マニフェストには不動産取引の相反仲介(売り買い両方の仲介をする)を禁止する旨が書いてありました。歓迎すべきことと、それを見てうなづいたものです。しかし、それもいつのまにかどこかに消えてしまいました・・・本当、残念です・・・。
今回の選挙では何を争点に投票したらよいか今のとこまだ見えませんが、とにかく約束したことは守って、国民に元気と活力を与えてくれる人や政党に一票を投じたいと思います。選挙に行っても仕方ないと思いつつ、今回も選挙に行くしかありませんね。
リニュアル「住まいづくりチェレンジ講座」
7月からハウジングモール倉敷にて開催をしている「住まいづくりチャレンジ講座」。想像していた以上に多くの方々に参加をいただきながら4ヶ月がたちました。当初、4つのプログラムで構成して始めたチャレンジ講座。1プログラム90分の時間では時間が足りず、中途半端な形で話を締めくくることも何回かありました。
そこで、11月からは4つのプログラムを6つのプログラムに分けて進めて行くことにしました。内容を細かくすることで、1つのテーマに絞りやすくなりお話がしやすくなることと、テーマがかぶっていたところを分けること、テーマを絞ることにより個別参加がしやすくなるメリットを考えてです。
プログラム1・・・「家づくりのスケジュールと資金計画」
プログラム2・・・「住宅会社の選び方」
プログラム3・・・「土地からの家づくり」
プログラム4・・・「家づくり価格のまるわかり」
プログラム5・・・「商談の進め方とそのポイント」
プログラム6・・・「住宅会社の保障とアフターメンテナンスを知る」
この6つの講座が1ヶ月半でワンサイクルするようにランダムに組んでいます。全て通して受けていただいてもいいですし、興味あるものだけ、都合の良い時だけ受けていただても結構です。参加費は無料です。ぜひ、ご自身の住まいづくりに役立てて見て下さい。
お問い合わせ先・・・ハウジングモール倉敷まで
住宅コンサルタントの養成プログラム
めっきり秋らしくなってきました。長~い、暑~い、夏の季節がつい最近まで続いていましたが、朝晩は肌寒いくらいになってきてます。やっぱり秋はいいなとしみじみ感じます。
さて、私のメイン業務の一つに「住宅・不動産取得のセミナー」があります。今月10月も色々な場所で8回ほど開催していますが、ここ最近はこれらのセミナーの参加者がかなり多くなっています。参加者が増加している要因の一つは、やはり「消費税増税」の影響が大きいと思いますが、それ以外に住宅や不動産を取得されるエンドユーザーの意識の変化もあるように感じています。
昨今のインターネットの普及はエンドユーザーの情報収集力を飛躍的にアップさせました。そのことにより、住宅や不動産を取り扱うセールスパーソン(営業マン)の存在が小さくなっています。現在は、ユーザー自身が必要な情報を必要なだけ収集する条件が整っている時代です。
ただ、情報収集だけで購入の最終決断が出来るのかというと、素人には中々出来るものではありません。専門知識は持っていないわけですから誰でも躊躇します。仮に決断をしていても、その自分の決断が間違いないか第三者に確認したいと思うのが普通でしょう。そこで必要になっているのが、中立もしくはエンドユーザー側の立場で相談に乗ってくれる住宅や不動産購入の専門家の存在です。私自身もセミナー参加者の方をはじめ、コンサルティングの相談を受けることが多くなっていますが、やはりキャパシティの問題もあり全ての方の相談をお受けするのは困難になっています。
これから住宅取得に関するコンサルタントはどんどん必要とされるでしょう。それを生業として取り組むコンサルタントも増えて欲しいと思います。ただ、誰でも出来る仕事ではありません。住宅や不動産に関する専門的な知識や経験だけでなく、商談力や交渉力も求められます。そして、仕事として取り組む以上、長く続けていける業務の仕組みを作らなければなりません。
住宅コンサルタント業を一足先に取り組んできた私として何が出来るか考えました。これから住宅コンサルタントになりたいと考えている方に対して、私自身が取り組んできたことや、経験してきたことなどを伝えようと思います。住宅コンサルタントになる為の養成プログラムを実施しようと考えています。
まだ、構想の段階ですが、年末くらいにはコンサルタント希望者を募集をし、半年から一年程度の期間をかけたカリキュラムを実施したいと考えています。詳しくはHPでご案内したいと思います。住宅コンサル業を始めた頃は想像もしなかったことですが、このようなことを考えれるようになったことを嬉しく感じています。
完成現場見学会が増えてきました
まだまだ暑い日が続いていますが季節はすでに秋。この季節は現場見学会が目白押しです。9月の第2週目の土日に、ともに日頃から仕事での繋がりが深い建築会社さんの完成現場見学会があったのでお手伝いをしてきました。
今回の2件のご施主様は、私がバイヤーズエージェントとして土地購入に携わらせていただいたお客様でもあります。それだけ思いもひとしでお住まいを見学させていただきました。
こちらはカーサカレラさんのご施主様。「秘密基地のような家」をコンセプトにガレージハウスを建てられました。男にとっては夢のような間取り。とてもユニークで楽しいお住まいでした。
愛車のホンダS2000.無限パーツで彩られ輝きを増しています。こんなガレージは車好きにはたまらないですね。
こちらは福富建設さんのご施主様のお住まい。とても質感のあるたたずまいです。アウトドア好きで家族思いのご夫婦ならではのデザインです。和と洋がうまく調和して雰囲気のあるお住まいに仕上がっていました。
中は自然素材にあふれ、暖炉ストーブが存在感を出してます。
いつ見ても新築のお住まいはいいですね~すごくいいエネルギーを感じます。
節目の100棟目
去る8月31日にコンサルティングをさせていただいたお客様のお住まいが完成し入居されたという連絡をいただきました。実はこのお客様のお住まいが、2005年からから始めた「住まいづくりコンサルティング」の100棟目のお住まいになります。
「住まいづくりコンサルティング」では、住まいづくり計画のスタートからお引き渡しまでのフルサポートサービスから、土地購入だけのサポート、資金についてのサポート、トラブルの相談と様々な形でご相談に乗らせていただいています。事業を始めた当初は「住まいのコンサルティング」自体が一般に認知されてなく、当然、問い合わせをいただくこともほとんど無く、知人や取引先さんからの依頼をいただくぐらいしかありませんでした。この業務を多くの方に知っていただくにはどうしたら良いかと悩んだ結果、各種セミナーをするようになり、少しづつ認知され、利用していただく方が増えてきた結果、今日に至ってます。
100棟目と言っても一つの通過点でしかありませんが、一から始めた事業だったからか何か感慨深いものがあります。これからも200棟、300棟と積み重ねていけるような仕事にしていきたいと心から思います。住まいづくりコンサルティングのポリシーは、「選択を誘導しない」、「専門家として最適なアドバイス」、「利用しやすい金額」です。施主の思いを尊重し、施主が納得して住まいの取得が出来るような相談役となり、常に客観的な意見を伝えしていくのが私の役割だと思っています。必要なサポートを必要なだけ受けていただける「住まいづくりコンサルティング」。多くの方に利用していただけるよう、これからも努力していきます。
セミナーが盛況です!
立秋を過ぎ、朝晩は少し過ごしやすくなった感じがしています。日中は相変わらずの猛暑ですが・・・少しづつ秋に近づいている感じはします。
さて、総合展示場を中心に開催している家づくりのセミナーですが、7月くらいから参加される方がとても多くなっています。それぞれの主催者さんが時勢を反映したテーマでセミナーを開催しているのが的を得ているのだと思いますが、やはり根底には現在国会で協議されている消費税増税の影響が大きいようです。
ご存知のように、個人消費で一番高価な買い物になる住宅取得は消費税の影響を最も大きく受けます。仮に2,000万円の建物ですと、5%増税で100万円、本体工事以外の付帯工事やもろもろが本体工事の2割程度はかかりますから、それらも含めると約120万円ほどの出費増になります。
これはかなりの出費増です。2年足らずで120万円貯金を増やそうとすれば月々の貯蓄額も相当増やさないとなりませんがこれは中々困難です。このような場合、「住宅ローンの借り入れで補えば?」と思う方も多いと思いますが、それがそうもいかないのが消費税増税なのです。
消費税は薄く広くすべての方に均等にかかる税金です。よって日々の生活全般に影響します。あらゆる消費のすべてにかかってくる税金ですから、当然可処分所得は減ることになります。所得が伸びているような経済状況ならまだしも、デフレ経済が長く続き平均所得が10年で100万円減っている今日では逆にローン負担は増えています。
その中でローン支払い額を増やすのは簡単ではありません。たかが何千円増えるだけだからという訳にはいかないのです。特に年収が500万円以下の場合、その影響をもっとも大きく受けると言われていますが、国民の平均所得が500万円前後の現実を考えれば影響が多大なことは誰にでも分かります。
では、どうしたらよいか。ここ数年で住宅取得を考えていた方は、やはり消費税増税時期までに住宅を取得することが最善です。計画が無かった方が慌てて話を進めるのは問題がありますが、元々計画をしていたのならば少し前倒しするのは悪くないでしょう。
ただ、以前の消費税増税時にもありましたが、必然的に「駆け込み需要」が起こるのでそれによる問題点が出てきます。工期の遅れ、建材の値上げ、強引な営業など、消費者にとっては喜ばしくないことも予想されます。それを考慮に入れて対策も立てなければなりません。
消費税増税の影響についてのお話もセミナーでの一つのテーマなのですが、各テーマに対して出来るだけ具体的に、出来るだけ分かりやすい形で、お話を進めるようにしています。机上の話ではなく、実務的な視点で私の経験と知識をお伝えさせていただいていますので、家づくりを具体化された折にはきっとお役に立つ内容だと思います。
8月も9月もほぼ毎週土日、どこかでセミナーを開催させていただいています。自分に沿ったテーマだと思われ都合が合うようならば、主催者さんにお問い合わせのうえお気軽に参加してみて下さい。
セミナー会場でお待ちしています。(ちなみにすべて無料です)
「家づくりチャレンジ講座」が始まります!
7月から始まる「家づくりチャレンジ講座」のご紹介をします。
講座は4プログラムで構成しています。(各90分)
1.「家づくりの基礎知識・」・・家づくりのスケジュールの立て方、資金計画の考え方
2.「住宅会社の選び方」・・・住会社の種類と特徴、要望シートのまとめ方
3.「土地からの家づくり」・・・不動産購入の基礎知識、土地探しのポイント
4.「失敗例から学ぶ家づくり」・・・失敗例の原因とその対策
この4プログラムを7月、8月、9月の3ヶ月間にそれぞれランダムに時間設定し、都合の合う時に必要と思われる方が自由に参加していただけるようにしています。このチャレンジ講座の主催者は「総合展示場 ハウジングモール倉敷」さん、講座場所は、同じくハウジングモール倉敷のセンターハウス会議室になっています。参加費は無料となっています。
詳しい内容と日程については、主催者さんのHPもしくは山陽新聞の折り込みチラシで確認下さい。直接お電話にてお尋ねいただいても結構です。ご興味のある方はお気軽にご参加下さい。
消費税アップまでに家づくりをしたいとお考えの方にはちょうど良いタイミングと思います。夢のマイホーム、失敗しない家づくりになるよう準備万端で進めて行きましょう。
完成現場見学会 「中区賞田」
5月12日と13日にバイヤーズエージェント活動でお世話になっている「カーサ・カレラ」さんの完成現場見学会のお手伝いに行ってきました。
今回の現場は、カーサ・カレラさんのモデルハウスから徒歩2分の近さで、北側は緑あふれる山があり、すぐ南には水流豊かな祇園用水が流れ、周辺は田園が広がる素敵な場所でした。建築デザインで定評あるカーサ・カレラさんですが、施主様の土地選びもまさに住まいにピッタシという感じでした。
正面から見るとこんな風に見えます。
進入路より少し近づいてみるとこんな感じです。
建物は40坪ちょっとですが大きく見えます。リビング前にテラスを設け門型の柱に下屋をまわしているのと、下屋と一体になった玄関庇が重厚感とボリュームを出してくれています。最近はコスト面を重視して合理的・効率的に設計をする家が多いので、総2階でシンプルなお住まいが多いですが、デザインを大切にするカーサ・カレラさんは住まいを美しく素敵に見せる工夫を随所でされています。
室内の写真をお見せ出来ないのが残念ですが、インテリアはとても素晴らしいものでした。大理石を壁一面にモザイクで張っているリビング、お酒がお好きなご主人向けのミニカウンターバー、視点のいくポイント作られたおしゃれなニッチ、居室に使われている個性豊かな壁紙に照明器具・・・ちょっと書ききれません。(笑)
そして私が気に入ったのは北面に作られたウッドデッキ。変形したスペースをうまく利用し、擁壁の天端とデッキの高さを合わせているのでとても開放的で広々としています。北側から見る山はとても静かで緑が美しく、動きがないのでゆっくりとくつろぐことが出来ます。周辺の環境や景色をうまく取り組む設計は、カーサ・カレラさんが得意とされている提案でいつも驚かされることが多いです。
カーサ・カレラさんは木口社長(1級建築士)を中心として5名のスタッフが設計・施工・管理を行っています。木口社長以外のスタッフはすべて女性で、設計だけでなく現場チェックも行っている個性豊かな精鋭部隊です。「女性は辛抱強く細かなことにも気づくので設計・管理には向いてると」木口社長は言いますが、それもトータルでプロデュースする人がいるからでしょう。
ヨーロピアンテイストの住まいを得意とされていて、その設計提案力、エクステリア・インテリアデザインの素晴らしさ、施工技術の高さには定評があります。それが出来る理由は1級建築士というよりも芸術家のような感性を持たれている木口社長がコーディネートするから。そのバイタリティと雰囲気は本当に個性的なのです。
住まいにデザインとこだわりを求めたい方は、「カーサ・カレラ」さんでお話を聞かれてみてはいかがでしょうか。
完成現場見学会by「福富建設」
セミナーやバイヤーズエージェント活動でお世話になっている「福富建設」さんの完成現場見学会に行ってきました。
福富建設さんの住まいづくりは「大工が作る家」。当たり前のようですが、「熟練大工が丹精込めて家づくりを行い、アフターの面倒も見ていく」ことをポリシーとしている工務店さんなのです。熟練大工の家づくりだからかも知れませんが材料の選択が特徴的だと思います。自然素材にこだわり、無垢の木をふんだんに使い、高い技術が使える材料を使用しています。
見学会に行くと良くわかりますが、木造ならではの木のいい香りがプ~ンと匂ってきます。そして家づくりをされた大工さん自身が見学会場の案内・説明をしているのです。これはとても珍しいことです。
「大工を育てることは、いい家をたてること、建てた後の面倒を見ていくために絶対必要」といつも話をされているのが福富建設の後藤社長。社員大工を11名抱えてる工務店さんは正直中々ないでしょう。私がお手伝いさせていただくようになったのも、本当に良い家づくりを追求し一生懸命考え続けているその姿や人柄に魅かれてです。
その他、福富建設さんの特徴としては設計スタッフがすべて女性。これも工務店さんではとても珍しいと思います。女性ならではの細かな気配り・心配りをされた設計提案をされているように見受けられます。家作りでは主体となる奥様と、納得がいくまでお話が出来るのも女性同士ならではの強みなのかと思います。
そして、営業たる仕事を一手に引き受けているのが杉総括マネージャー。FMラジオのパーソナリティーをされていたり、ポエマーであったりと、こちらも非常に個性的なお人です。私が知ってる限り、こんな雰囲気を持った住宅営業をされている方はいませんね。(笑)
今回、個人のお客様のお宅なので写真は一部しか掲載していませんが、家の中はシステムキッチンや洗面設備まで木造作で作り、床下には木炭、内壁は漆喰や珪藻土を使い、壁の腰板、押し入れの中、小屋裏収納までふんだんに無垢の木を使っている見事なお宅でした。
何度か福富建設さんの見学会などに寄せていただいて感じることは、施主と工務店さんのスタッフがとても仲が良いことです。見学会も施主自らが仕切られている感じで、まさに「お披露目」という感じがします。たぶん、施主様が家づくりに納得され、建てた家に満足され、建築に携わった方々に感謝されているからなのでしょう。
日本の伝統的な家づくりに新しい感性の営業アプローチにチャレンジしている「福富建設」さん。ご興味ありましたらギャラリーを訪ねてみてはいかがでしょうか。