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住まいづくりワンポイントアドバイス

2023.03.15

住宅ローン事前審査のタイミング

住宅取得時において住宅ローンを利用する場合、借入予定の金融機関に対し「住宅ローン事前審査」を受けておく必要があります。事前審査を受けておくことで建築予算の裏付けができ、安心して商談を進めていくことができるのです。事前審査は債務者となる施主自らが金融機関に足を選び受けるものですが、検討している建築会社の斡旋でおこなっているケースも多いようです。

事前審査は申込者の信用調査(与信)が主な目的です。申込者の属性、職業、収入、家族構成などの個人情報、過去・現在の債務の状況、支払い履歴などを調査し審査をおこなうのです。申込者が希望する借入額もしくは借入可能額の可否を審査してもらい、事前審査が通れば「事前審査決定通知書」が発行されます。これがあれば請負工事契約や売買契約を締結することができるのです。

では、住宅ローンの事前審査を受けるのはいつが良いのか?ですが、住まいづくりは予算を立てた上で進めることが望ましいので、住まいづくりの計画を始められた最初におこなうことをお勧めします。この場合、事前審査は建築する会社や購入する物件が決まっている訳ではありませんので、金融機関に借入可能額を算出してもらい、その借入額の審査を受けるという形で進めるのがいいでしょう。

また、自らが金融機関に出向き相談の上事前審査を受けることをお勧めしましたが、これは貸付ける側(銀行)と直接話ができるからです。貸付する側は無理な返済計画は勧めませんし住宅ローンの中身も詳しく説明してくれるからです。実際、建築会社の提携ローンやネット銀行など、対面の無い形での事前審査はオーバーローンの元になることが多く、また、十分な説明を受けないことで後々トラブルにもなることも多いです。

住宅ローンは低金利で長期に借りれることが最大のメリットです。ただし、借りたお金は長期に渡って支払っていかなければなりません。借りれる額ではなく支払い可能額を借りるということを心掛けて下さい。

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