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住まいづくりワンポイントアドバイス

2026.10.25

「南接道の土地=いい土地」?

住宅建築において最も重要なポイントと言われるのは「配置計画」と言われています。ゾーニング計画とも言われますが、敷地の形状や周辺環境を考慮して、どの位置に何を置くかを決める計画になります。基本設計を上手くまとめるには、「配置計画」をしっかり立てておくことがポイントと言われています。

さて、「南接道の土地=いい土地」ですが、南接道の土地は陽当りが良く開放的で多くの方に好まれます。実際、接道が南側や南東・南西側にあるような土地は不動産評価も高く、分譲住宅団地などでも一番最初に売れているのは南接道や南東・南西の土地です。しかし、住宅建築の設計においては、「南接道の土地=いい土地」とは言えない場合があります。設計上、最初に決めるのが玄関位置になるのですが、南接道では必然的に南側のどこかに設置するようになるので、居室として取りたい場所と干渉してしまうことになります。また、できるだけ無駄を省き、合理的かつコンパクトな設計を求めた場合、北側や東西側の玄関位置に比べると無駄が多くなる欠点があります。

南接道は開放的で陽当りが良いことがメリットですが、それがデメリットとなるケースもあります。例えば、最近の酷暑の影響もあって、カーポートや庭の陽当り制限を考えないといけないケース、開放的な庭では無く中庭的な庭を作りたいと考えているケース、あるいは道路側からの目線を気にするケースなど、南接道故の余計なコストが掛かることがあります。

住宅建築において「いい土地」というのは、①施主の望む生活スタイルに合う土地、②希望設計コンセプトに叶う土地、のことを指すと思います。土地購入の目的は住宅を建てることであり、その目的が達成できることが満足度を左右します。もちろん、「南接道の土地」は多くの方に好まれる条件を備えており、否定するものではありませんが、物理的条件だけで無く、総合的に考えることが必要だと思います。

住宅用地は、その形状・条件、周辺環境に合わせた住宅設計をすることで、「より、いい土地」にすることができます。少し目線を変え、「土地の特性を生かした設計ができる建築会社を選ぶ」と考えれば、土地探しの選択肢が広がるように思います。

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