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住まいづくりワンポイントアドバイス

2026.09.20

住宅ローンは変動型、固定型どちらを選ぶべき?

ご質問はいつの時代にも投げかけられる設問であり、「これが正解!」というものは残念ながらありません。なぜならば住宅ローンの融資条件は借入をおこなう債務者の属性や考え方により変わるものだからです。人が良いと言うから良いのではなく、融資の特徴を知り、自分のライフスタイルにはどちらが合うのかという視点で見ることが大事です。

現在、日本の経済はインフレが進んでいます。インフレが進むとお金の価値が下がりますので、給与なども上がりますが金利も高くなります。住宅ローン金利の基準となる「短期プライムレート」、「長期プライムレート」も上昇を続けています。これはデフレ経済からの脱却を目指し政策を推し進めているからであり、政府日銀も金利のある世界に戻そうとしているからです。今後も安定金利(公定歩合1.5~2%)に向け利上げは見込まれていますので、住宅ローン金利もしばらくは上昇傾向が続くと見られています。

住宅ローンの固定型金利、変動型金利の違いは支払額が固定されるか変動するかという点です。変動型金利は6ヶ月ごとに金利が見直され支払額もそれに合わせて上下しますが、金利は本来そういうものであり、それが普通です。しかし、住宅費は生活の中で大きなウェイトを持つ費用なので、返済額が変わらない方がやり繰りしやすいという声もあることから、将来の金利動向を予測し作られているのが固定型金利です。すなわち、世の中の経済状況に連動する支払いか、日々の生活安定性を重視した支払いかという選択なのです。

金利種類を選ぶには債務者の職業、所得、支払期間、融資額などから客観的に検討することが必要で、持続可能なライフプラン(資金計画)を立て、それに合わせて選択することが求められますが、長い支払いの中では経済状況も変化し、債務者が置かれている環境も変わる可能性があるので答えはあって無いようなものです。したがって、得すること、良いものを求めるというより、どの形の支払いが精神衛生上安定できるのかという視点が必要です。

将来のことは誰にも分かりませんし、何を選んでもリスクはあるのですから、債務者(家族)自身がストレスを感じない(納得する)、前向きに生活ができるという支払い方を選択することが大事です。一つ気を付けていただきたいことは「過剰債務」です。変動金利で良くあるのですが、金利が安いからといってその分多く借りてしまうことは本末転倒です。ローンが破綻する方の多くは「過剰債務」が原因です。自身の支払い能力に応じた借入額に留めることが大事なのです。

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