ハウスメーカーもしくは工務店で新築をした場合、建築会社による定期点検というものが実施されています。定期点検の頻度や内容については建築会社によって異なりますが、概ね引渡後1ヶ月、1年、2年、5年、10年の節目に定期点検をおこなっているようです。今日においては、顧客サービスの観点からも住宅の定期点検は必要不可欠なものとなっています。
定期点検の目的は引き渡し後の建物状態確認です。不具合が発生していればそれを早期に確認することで速やかに対処できますし、住宅設備機器には製造メーカー保証(1年or2年)が付いていますので、定期点検で不具合の初期症状を発見することで製造メーカー保証を使っての修理・交換が可能です。定期点検では住宅の使用状況の伺いだけでなく、不具合の早期発見が主たる目的となっています。
もう一つの目的が入居者の満足度の向上です。住宅を建てた後も建築会社が小まめにフォローすることで信頼性の向上が図られます。また、建築後のアフターフォローをしっかりすることで良い口コミが広がり、それが将来の売り上げに直結するということに繋がります。定期点検を切っ掛けに改修工事やリフォーム工事にも積極的に関われることにもなりますので建築会社としても大きなメリットになります。
「定期点検ではどのような内容をチェックするのか」については、最初の1ヵ月、1年、2年点検は実際に住むことで発生する不具合、例えば、建具の収まりや給排水の不具合、仕上材の状態確認、保証期間の定めのある設備機器の状態チェックなどが中心となります。続く5年、10年目の点検では、外回りの点検が中心となり、屋根材や外壁の状態、バルコニー等の防水状況の確認などが中心になります。特に防水コーキングの劣化確認は重要であり、問題があれば補修工事を実施します。また、木造の建物であれば防蟻の確認もおこなうことが多いようです。
住まいは管理の仕方によりその寿命が大きく変わります。事前に予防対策をすることは重要であり、建物を長持ちさせる秘訣にもなります。大切な資産であり、生活の基盤となる住宅ですから、定期点検を上手く活用して早め早めの対処をすることで経済的メリットも大きくなると思います。
