column

住まいづくりワンポイントアドバイス

2026.06.20

親の家の隣に家を建てる

親の所有する敷地の一部に家を建てる方は多くなってきているように感じます。少子高齢化やインフレが大きく影響していると思いますが、家族を持てば、土地を買って家を建てるという考え方は今や当たり前ではなくなってきており、親の家を建て替えて2世帯住宅にすることも含め、親が所有する土地に家を建てることを考える若世帯は多くなっています。

親の家の敷地の一部を利用した建築計画は土地を購入する費用が浮く分、建物に費用が掛けられるメリットがあります。また、親族が近くに住むことで様々な意味でのサポートを受けられるメリットもありますが、建築においてはいくつか注意しなければならないことがあります。いろいろなケースが考えられますが、ここでは、広めの土地に家を建てている親の隣に子が家を新築する場合としてお話をします。

先ず、「一つの敷地に一つの家」という原則がありますので、広い土地であっても同じ敷地に2件の家を建てることは原則できません。2件目の家を建てるには、土地を分割し、それぞれに家を建てる計画とする必要があります。その為には敷地の測量をし、建築基準をクリアできる分割ができるかを検討することが求められますが、特に接道条件、ライフラインなどがポイントになります。

また、親が住んでいる住宅が土地を分割した後も建築基準法に抵触しないか確認することが必要です。新しく作る子の家の為に都合よく土地を分割してしまうことで、既存の住宅が法不適合になる場合が時々見受けられますが、こうなってしまうと本末転倒ですので、双方の住まいが法的に問題無い計画となるよう確認する必要があります。これらについては建築をお願いする建築業者にチェックしてもらって下さい。

それから、土地分割は図面上で計画しますが、現実的に進入路や駐車場スペースなどが確保できるのか、ライフラインの経路などは問題無いのかなど検討しなければなりません。あくまで各々の建物が単独で成り立っていることが必要であり、実生活においてもそれぞれが支障なく利用できることが必要です。実際、境界境を作る訳でもありませんし、共有する部分も多いと思いますが、できるだけ分かりやすい形にしておくことが後々の為に良いと思います。建築の専門家である建築業者と良く相談をして計画を進めるようにして下さい。

株式会社スタイルプランニング

株式会社スタイルプランニング

〒700-0823 
岡山市北区丸の内2丁目11番20号 SERENA MARUNOUCHI 1F 
※岡山県立図書館より40mほど西側
info@style-planning.jp