今年も桜の季節がやってきました。日本人を感じる季節です。例年になく寒い今年の冬でしたが春のおとずれは早かったですね。暖かい日和に誘われて、桜を見に後楽園の西側の石関町公園に行きました。
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桜満開
完成見学会 デンタルオフィス
不動産コンサルティングでお手伝いさせていただいたお客様の完成見学・お披露目会に行ってきました。設計施工はデザインと高いクオリティに定評のある、カーサ・カレラさん。
こちらの建物の用途は「デンタルオフィス」。聞きなれない言葉ですが、実は歯科技工士さん達の歯科技工所です。歯科技工士で施主である、株式会社デンタルオフィス・マサヒロの社長曰く、「いい物をいい空間から生み出したい」という思いから生み出されたオフィスなのです。
この度の計画では立地場所にもかなりこだわりがあったので、約1年近くの時間をかけてアテンドさせていただきました。とにかく歯科技工の概念を変えたい、デンタルラボの未来型を作りたいという思いこもった建物です。東西南北どこからも建物が見える立地になっています。
広く開放的なエントランスから入口を入って、すぐに眼に飛び込むのが液晶モニターと一体になったパネル。これは電気を付けている状態ですが、電気を消すと面白い仕掛けになっています。モニターには歯に関する映像が映し出されていますが、これがまた凄くて面白いんです。
受付カウンターに待合スペース、落ち着いたインテリです。飾り棚や、置物もオフイスって感じじゃないですね。取引先さんが来てくれた折に、珈琲でも飲んでゆっくりして欲しいという思いで作られた待合いスペースです。
そして2階はメインの技工所。というよりまさにラボですね。本当、装備されている設備機器は凄い!の一言です。専用のデスクや器具はイタリア製。その筋では有名な一流メーカーとのこと。こだわり方は半端ではありません。
精密作業をする為の顕微鏡や専用の器具を使う隔離されたブースも作られています。このスペースはホコリも除去してくれるんです。見学の方々に歯科医の方も多かったのですが、これだけの設備を個人で設置しているケースはとても稀なことと、皆さん驚いておられました。
そして、作業環境をもっとも重視しておられたご施主様は、明るく開放的な場所であることを強く望まれていました。歯科技工という職場を変えたいという思いです。東を見ても前面障害物の無い景色。西も見ても旭川が望めとても静かで気持ちのよい景色。素晴らしい作業環境になっています。
ご施主様の息子様のお住まいもコンサルティングさせていただいたのですが、同じく景色の良い高台に土地を購入していただき、住宅を建築いただきました。このあたりは同じDNAですね、お2人ともに物に対する情熱やこだわりがあって、お手伝いをしていてもやりがいを感じさせてくれます。
そして、その施主の思いを形にしていく建築会社さんも同じく情熱に溢れこだわりを持たれておられる。まさに施主と施工者が一体となって進められたプロジェクトでした。
すまい取得応援セミナー
去る3月15日土曜日に山陽新聞社主催、国土交通省協賛で、「すまい取得応援セミナー」が山陽新聞本社ビルにて開催されました。当日は天候も良く、125名もの参加者がお越しになられました。消費税増税後の住まいづくり、関連税制の解説などのセミナーが開催されましたが、参加いただいた皆さんは熱心に聞かれていました。最初のセミナーは「国土交通省住宅局 岸川室長」資料も充実して分かりやすいお話しでした。
住まい取得応援セミナー

3月15日土曜日に、主催:山陽新聞社、後援:国土交通省による、「住まい取得応援セミナー&展示相談会」が山陽新聞社本社ビル9階にて開催されます。当日は3つのセミナーが予定されており、そのプログラムは次の通りとなっています。
①消費税引き上げに対応した住宅関連税制と住まい給付金
②ファイナンシャルプランナーによるライフプラン作成講座
③住まいコンシェルジュが伝授する、納得できる家づくり講座
マイホームをお考えの方を対象に、消費税増税後の負担を少しでも軽くするための国の減税や給付金の説明、家づくりに重要な資金の話し、家づくりを進める上でのポイントを各講師が説明します。セミナープログラムの③は、住まいコンシェルジュの私中川にて担当させていただいています。
参加費用は無料ですが、参加には事前申込みが必要ですので、チラシに記載されている、はがき、FAX、Eメール、インターネット応募フォームにてお申込み下さい。
家づくりを進めようとお考えの方、家づくりにご興味のある方は、ぜひご参加下さい。
ソチ オリンピック
やりましたね~ジャンプの葛西選手。7回目のオリンピック出場というのもすさまじく凄いことですが、今回のソチでは個人LHで銀、団体での銅は本当に見事です!素晴らしい~!!日々のたゆまぬ努力とその執念には敬服致します!


またまた雪

8日の20年ぶりの大雪から1週間、今日はまたまた雪が積もっています。今年の冬は例年に比べて寒い冬になっていますが雪が積もるような日が何日もあるなんてあまり記憶にないですね。雪のおかげで?アポイントもキャンセルになったので、溜まりに溜まっている事務処理をしています。今回は雪は積もっていますが、朝方からの雪だったので車も動かせますし交通機関も通常運行しているので影響は少なかったようです。前回(8日)の大雪の時は大変でした。(皆さんそうだったと思いますが)その日は午前中に契約が入っていたのですが、お客さんと連絡を取りあって午後からに変更。動いている路面電車とバスを乗継いで事務所に行くことにしました。
一応、準備万端で、まずは路面電車の最寄りの停留所まで徒歩。普通15分くらいで着きますが、その日は10cmの積雪、慣れない雪道で倍の30分ほどで到着。10分ほど待って乗車し、15分くらいで岡山駅到着しました。(ここまでは予定通り)岡山駅は人があふれていました。電車が運休や遅れのせいで、タクシー乗り場には長蛇の列。なのにタクシーは1台も無く、バス停に人が流れてきています。バスも時刻表通りには動いていなく、取り敢えず並んで待ちます。
10分・・・
20分・・・(まだまだ余裕♪)
30分・・・
40分・・・(体が冷えてきた・・・)
60分・・・
80分・・・(どうなっとんじゃい!って気分)
90分・・・(ようやくバスが来た!)
ただし、バスはすし詰め状態・・・目的のバス停までは20分余り・・・(辛抱、辛抱)ようやく到着~!そこから歩いて数分の事務所に着いた時には・・・足は凍ってました(泣)その日は雪道を想定してワークブーツを履いたのですが、防水では無かったこともあって早々にビショビショになり、待ち時間でしっかり染み込みました。当然、凍るわけです。やはり長靴にすれば良かったは後の祭り、悪天候時に格好はいりません。
岡山は災害が少なく、温暖で住みやすい街です。ただ、それに慣れてしまうと雪が積もった程度でこの有り様。「備えあれば憂いなし」、日頃からそういう意識は持たないと駄目ですね。
謹賀新年
本年も皆様方にとって素晴らしい年となります様、心よりお祈り申し上げます。
また、私どもも、不動産コンサルティングが広く認知され、どなたでも気軽に利用
いただけるサービスとなりますよう、日々精進していきたいと思います。
何卒、宜しくお願い申し上げます。
平成26年1月1日
株式会社スタイルプランニング
スタッフ一同
2013年 大晦日
今日で今年も最後となりました。2、3日前からの寒波もおさまって、今日は快晴で風もなく、穏やかな大晦日です。日頃は家のことなどほとんどしていませんが、年末だけは家の大掃除をして(ちょっとだけ…)家の傷み具合も確認したりします。私は外回り担当なので経年変化による外部の傷み具合がよく分かるのですが、我が家もすでに20年・・・色々と手を入れないといけない時期になっています。この家はサラリーマン時代の20代で建てた家なんですが、家の傷み以外にも何かと不満が出てきてます。今のライフスタイルと家が合わなくなってきてるのです。
年歳とともに家での過ごし方が変わったり、趣味・嗜好が変わったことで、間取りもインテリアも設備も合わなくなってきてるのです。手を入れないといけない時期にはなっているのですが、今後もこの家に住むべきかという点で悩やむわけです。このような悩み相談はコンサルティングでも結構多くて、「多額のお金を掛けて今の家に手を入れるくらいなら、ライフスタイルに合わせて新しい家を持ちたい」と相談に来られます。まさに同じ悩みなのです。(笑) 日本も欧米と同じように中古市場が活発になって、3回くらい住み替えるのが当たり前になれば、こんな悩みはすぐに解決できる話なのですが・・・現状では中々解決が難しい問題です。
さて、1年を振り返ってみると、セミナー・相談会は70回開催しました。(これ過去最高) 理由はやはり17年ぶりの消費税増税の影響が大きかったのでしょう。おかげで建築業界は久々の受注ラッシュでした。ただ来年は消費税増税後の影響も出てくるので今年のことは無いでしょう。その反面、中古住宅市場は活発になると思います。中古住宅のリノベーションが若い方を中心に流行っていることも有りますし、個人間の不動産売買では消費税が非課税なので影響を受けにくいからです。人口が減り始めていて住宅のストック数が世帯数を超えている現代では、この傾向はますます強くなっていくと思います。
あと、気になるのはデフレ脱却の為に必要な所得のアップが、安部総理が思い描くようになるかどうかです。アベノミクスによって物価はこれからも上がっていくと思いますが、所得が上がらなければ可処分所得が減りローンも組みにくくなってしまいます。消費者はより慎重に身の丈に合わせた住宅取得を考えていくようになるでしょう。最後に来年のコンサルティングテーマを4つ挙げてみました。
① シニア世代の老後を楽しむ為の住み替えコンサル
② 30代の若夫婦向け中古住宅リノベーションコンサル
③ 消費税増税後の住宅会社クライアント争奪戦コンサル
④ 既成概念を超えた新しい住まいづくりコンサル
こんな感じのテーマが多くなるのではと思っています。予想はさておき、今年も沢山のご相談本当にありがとうございました。この場を借りて厚くお礼申し上げます。住まいづくりコンサルティングは移りゆく時世に合わせて業務を変化させていき、いつでも気軽に相談ができるエンドユーザーの味方であり続けます。来年もどうぞよろしくお願い致します。皆様、よいお年をお迎え下さい。
岡山への移住
先日、岡山に移住を希望されているお客様の仕事で東京に行ってきました。ここ最近、同じような相談を受けることが多くなっていて、時々出張に出かけています。いつもは業務が終わるとすぐ帰ってきますが、今回は東京にいる友人に会う用事もあったので1泊してきました。
その友人からある雑誌の特集記事を教えてもらいました。我が岡山県は東京や大阪の都市部からの「移住したい都道府県ランキング」で上位に位置づけられているそうです。東京からだと7位、大阪からだと2位、総合ランキングでは6位でそうです。中四国エリアの都道府県の中では唯一ベスト10入りしています。

たしかに、温暖な気候で災害が少なく、不動産は安く、程々の街の大きさ、交通アクセスも悪くない、となると頷ける結果です。中でも安全、温暖、物価が安い、が移住する選択の大きなポイントになっているようです。あらためて聞くと「なるほど~」と思いますが、まあ、住んでいる岡山住民からすると当たり前になっているので、その有り難みすら忘れている感じはします。(苦笑)岡山県が移住先ランキング上位であることは喜ばしいことです。「岡山への移住」についての相談が今後は増えてくると思いますので、住まいづくりをお手伝いしている私達だからこそできるサービスを、今後も発信していこうと思います。
上の写真は宿泊したホテルからの眺めです。(26階部でしたからかなり景色は良かったです) 見渡していると「東京の開発のスピードは凄いな~」と、つくづく思います。人の多さ、スケール、そこに住んでいる人達のエネルギーには、本当圧倒されます。
帰りに少し時間があったのでスカイツリーを見ようと行ったのですが、その日は風が強く、展望台へのエレベーターが途中止まる可能性があるとのこと。展望台には上がれず残念でしたが、下から眺めるスカイツリーのドデカさだけでも感動しました。それにしても人ってこんな物まで作ってしまうんだな~ 本当、凄いです・・・。
岡山リビング新聞社 インプレッションインタビュー
住宅メーカー施工ミス問題
先週発表された住宅メーカーミサワホーム中国の施工ミス問題。記者発表によると、「建築基準法に基づいて大臣認定を受けた工法通りに施工をしていなかった」とのことで、その対象数は岡山・倉敷で千棟余りに及ぶとのことです。
図:中国新聞掲載を引用
図のように、屋根裏の一部に石膏ボードを貼る工事なのですが、これは建物の強度を増す役割としておこなわれるもので、それをおこなっていなかったことが今回発覚したということです。施工している工務店からの確認によって発覚したと報道されていますが本当ならば何ともお粗末な話です。ミサワホームは「木質パネル工法」という独自工法で大臣認定を受け販売・施工をおこなっています。今回、認定を受けている施工マニュアルにある工事の一つが抜けていたということが問題になっています。
ミサワホームによると、この石膏ボードは構造計算に入っていないので耐震強度には問題が無いとのことですが、それよりも気になるのは、設計・施工・管理を一括して行い高品質な商品を提供することを売りにしている住宅メーカーが、一番重要ともいえる管理業務を怠っていたのではないかという点です。
住宅メーカーは工業化をする為に適した独自工法を考案し、それを個別に大臣認定を受ける形で販売・施工をおこなっています。工業化住宅の一番の売りは、高品質で均一な住宅を大量に提供することが出来る点で、アフターメンテナンスも含めた管理システムがその最大のセールスポイントになっています。それがこのような施工マニュアルにある工事の一部が抜けていた、分からなかったというミスをしてしまえば、消費者の信用を一挙に失ってしまうことになってしまいます。
住宅メーカーで多い、設計・施工・管理を1社で行うことは効率的に業務が進められる反面、チェック機能がうまく働かないという側面があります。人が現場作業でやることだからこそ管理チェックを厳しく行わなければなりませんが、実際には忙しさにかまけて手間を省いたり、工務店任せになってしまったりしているのも現実です。
住宅メーカーでは今回の施工ミス問題以外にも過去に数々のトラブルがありました。営業が住宅ローンの虚偽申込を行ったり、設計が建築確認申請を改ざんしたり、効率を追い求め工事期間を極端に短縮し施工ミスを起こしたり、決算対策のため完工をしていないのに引渡しをしてしまったりと、大量生産、大量販売を実現するための分業制の弊害や、過剰な収益を追求し過ぎることがその原因と言われています。これらは大企業である住宅メーカーだからこその影の部分かも知れません。
請負工事は信頼をなくしてしまえば成り立ちません。まして個人の住宅という一生に何度もない買い物をしている施主からすれば今回の人為的トラブルはとんでも無い話です。住宅メーカーにはその点を今一度肝に命じ、お客様目線での必要な仕事、信頼される仕事が出来る体制づくりをお願いしたいものです。
完成見学会 「中区平井」
完成見学会に行ってきました。場所は玉野市某所、周りを自然に囲まれ季節の移り変わりを感じさせてくれるような場所に佇む素敵なお住まいでした。設計・施工はデザインとクオリティが評判のカーサ・カレラさん。今回も見応えのある建物でした。
まず最初に目に飛び込んできたのがその外観!お城を想像させるような円形の塔が一際目を惹きます。
平面プランは扇型にように東西に開く形に構成されていて、塔の部分が建物の中心かつエントランスになっています。近づいてみると塔の存在感が凄い~!かっこいい~!
南側はどうなっているのかと東南側に回ってみるとこんな感じでした。お庭も広くて開放的!陽当りも通風も良くて快適な環境です。
施主さんが家族や友人とするBQがお好きということで、リビング・ダイニングから出られるデッキを装備。BQコンロもレンガで作られていました。これなら沢山の人が集って楽しめます。
室内は扇方になっている東側にダイニング・キッチンとトレーニングスペース、西側に客間である和室と洗面・浴室がありました。その東西をつなぐ真中にリビングがあります。ちょうど塔の南側にあたります。写真は東側のダイニング・キッチン。段差もつけているので天井が高く感じます。
シンボルとなっている塔の部分はリビングから行き来する階段を兼ねています。塔をグルリと回る形で2階へと繋がっていました。(この階段はとても気に入りました) 写真は2階に上がったところのホール。円形スペースだから2階ホールもこんな形なのですが、柔らかさもあってお洒落でとてもいいです!
全体的にとても明るくデザイン性が高く、無駄の無いプランに感じました。部屋と部屋の繋がりがいいのでかなり広く感じれました。カーサ・カレラさんはいつもハッとするような提案をされていすが、今回は特に外観デザインに驚かされました。