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2022.07.15

こどもみらい住宅支援制度追加予算

Q:こどもみらい住宅支援制度の追加予算が発表されました。スケジュールについて教えて下さい。

「こどもみらい住宅支援事業」は令和3年度補正予算で創設された住宅取得支援事業で、制度の目的は「子育て支援及び2050年カーボンニュートラルの実現の観点から、子育て世代、若者夫婦世帯住宅取得に伴う負担軽減を図るとともに、省エネ性能を有する住宅ストックの形成を図る」とされており、補助対象となる住宅は「高い省エネ性能を有する住宅の新築、一定のリフォーム」となっています。

補助対象となる新築住宅は50㎡以上の住宅で、性能により3種類に分けられていますが、①ゼロエネルギー住宅(ZEH)に準ずる住宅は1戸100万円、②高い省エネ性能等を有する住宅(認定長期優良住宅、認定低炭素住宅、性能向上認定住宅等)については1戸80万円、③一定の省エネ基準に適合する住宅(断熱等級4かつ一次エネ等級4を満たす住宅)は1戸60万円の補助金が受けられます。対象となる方は、①子育て世帯(18歳未満の子を有する世帯)、②若夫婦世帯(夫婦のいずれかが39歳以下の世帯)です。

制度設計では、2021年11月26日以降に工事請負契約を締結し、「事業者登録」をした事業者が着工したものに限るとなっており、「事業者登録」をした事業者が工事着手後に交付申請をおこない、交付申請期限は2022年10月31日まで、工事完了報告期限は2024年12月31日と定められていましたが、今回、政府の「原油価格・物価高騰当緊急支援対策」を受けて、令和3年度補正予算542億円に加え、令和4年度の予備費等から600億円が措置され、これにともない交付申請期限の延長と補助対象の変更が図られました。

交付申請期限は2023年3月31日まで延長され(完了報告の提出期間も5か月延長)、新築住宅の補助対象である、「一定の省エネ基準に適合する住宅(補助額:60万円)」については「2022年6月30日までに工事請負契約または不動産売買契約を締結したもの」に変更されました。

「こどもみらい住宅支援事業」はメリットの高い住宅取得支援制度ですが、予算枠・申請期限に難があるといわれていました。今回の追加措置により、より多くの方が利用できる支援策になったのではないかと思いますので、補助の対象となる方は建築会社さんとよく相談をして活用できるよう努めてみて下さい。

2022.07.01

Youtubeの新作動画をアップしました

不動産と住まいの相談室 Youtubeの新作動画をアップしました。
【50代からの住まいづくりのススメ】50代の住み替え、建て替えが増えています。50代からの新しい住まいづくりを解説します。
ぜひご覧ください。

中川雄二の不動産と住まいの相談室 サイト内ページ
https://www.style-planning.jp/youtube/

中川雄二の不動産と住まいの相談室 Youtubeリンク
【50代からの住まいづくりのススメ】
https://youtu.be/ItVPtKizd9M

2022.06.30

住宅展示場で土地探しのメリット

Q:住宅展示場で土地探しをするメリットを教えて下さい

土地を購入して注文住宅を建築する場合、土地を探してくれるのは不動産業者、建築をお願いするのは建築業者です。30年くらい前までは、土地は現金で購入し、住まいは住宅ローンを使って建てるという考え方が一般的でしたので、施主はそれぞれの業者に個別に依頼して住まいづくりを計画しました。バブル崩壊後、経済の低迷を打開すべく金融緩和政策が打ち出され、住宅ローン等の利用緩和措置で土地も含め住宅ローンが利用できるようになってから、考え方、計画の進め方が大きく変わりました。

ファイナンスの取り巻く環境が変化することによって建築会社の営業スタイルも変わりました。地元の不動産業者と販売の業務提携をし、宅地分譲事業にも乗り出したりと、土地からの住まいづくりに積極的にトータルに携わるようになったのです。エンドユーザーにとっても安い金利の住宅ローンで土地購入もできるのは大きなメリットですし、建築会社が主体となって全てのことに携わってくれるのは安心で便利です。加えて、建築会社は建築に問題が無いか確認して土地を斡旋してくれますから不動産購入時のトラブルも防げます。

今では、建築会社の土地斡旋を望む方も多くなり、不動産会社から建築会社に対して情報提供も多くなっています。多くの来場者が見込める住宅展示場に出店している建築会社にはより多くの土地情報が集まりますので、希望する土地に出会う機会もおのずと増えるという訳です。ただし、本来の目的である住宅の話よりも資金、土地の話が主体となり、住宅に関して十分な打合せが出来ないまま計画が進んでしまう懸念がありますし、優良な土地を取り込むことで建築会社を選択してもらうという考えも出てきます。エンドユーザーの利益を損なうことになってしまうケースもありますので注意も必要です。

まとめますと、住宅展示場出店の建築会社には土地情報が多くあり、土地から住まいを検討する方にとっては積極的に活用するメリットはあります。ただし、土地有りきで話が進まないように、先ずは建築会社を十分に検討し、建てたいと思ういくつかの建築会社に絞り込んで土地の斡旋を受けるという進め方を心掛けて下さい。

 

 

2022.06.22

7月度のセミナー・相談会のお知らせ!

7月度のセミナー・相談会は以下の通りです。不動産の処分や活用をお考えの方、住まいづくりが上手く進んでいない方、不動産の購入でお悩みの方はぜひご活用下さい。

【セミナー・相談会】

7月3日(日)
「住まいづくり何でも相談」 主催:ハウジングモール倉敷
時間:11:00~16:00 ※個別相談は1時間ごとになります。
場所:倉敷市酒津1625-1 ハウジングモール倉敷センターハウス

7月10日(日)
「不動産と住まいの相談室」 主催:(株)カーサ・カレラ
時間:10:00~17:00 ※個別相談形式
場所:岡山市中区賞田80番2  カーサ・カレラモデルハウス

7月24日(日)
「住まいづくり大相談会」主催:ふれあいホームタウンみどりまち
時間:10:00~16:00
場所:福山市緑町1-51 ふれあいホームタウンみどりまち

7月31日(日)
「不動産と住まいの相談室」 主催:(株)スタイルプランニング
時間:13:00~17:00 ※個別相談形式
場所:岡山市北区丸の内2丁目11番20 スタイルプランニング事務所

セミナー・相談会は予約制になっているものもありますので、詳しくは主催者までお問い合わせ下さい。個人向けのご相談は日時を問わず随時受け付けております。問合せフォームにてお気軽にお申し込み下さい。

2022.06.19

Youtubeの新作動画をアップしました

不動産と住まいの相談室 Youtubeの新作動画をアップしました。
【2022年新築着工激減!中古住宅が好調】建築費高騰で新築着工減少。中古住宅が好調の2022年前半の動きを解説します。
ぜひご覧ください。

中川雄二の不動産と住まいの相談室 サイト内ページ
https://www.style-planning.jp/youtube/

中川雄二の不動産と住まいの相談室 Youtubeリンク
【2022年新築着工激減!中古住宅が好調】2022年前半の動きを解説します。
https://youtu.be/lPT7GsFr4Tk

2022.06.15

「オール電化」と「ガス併用」

Q:「オール電化」と「ガス併用」どちらにしようかまよってます

「安全・クリーン・経済的」がうたい文句の「オール電化」は、2011年の東日本大震災までは広く急速に普及し、「ガス併用」から「オール電化」へのシフトが加速度的に進んでいました。しかし、震災時の大規模停電に対しての脆弱性、ベース電源が原子力発電(当時)に大きく依存していたことなどから、「安全・クリーン・経済的」のイメージが崩れ、震災を機会に「オール電化」の広がりは縮小しました。加えて、震災後に高まった再生エネルギーの利用が拡大するにつれ、賦課金等により電気代が高くなったことで魅力も薄れてしまいました。

「オール電化」のメリットは「安全・クリーン・経済的」です。IHヒーターコンロは失火の恐れが無く、子供やお年寄りでも安心して使えます。また、給湯機器も耐用年数が長く、一度設置すればほとんど壊れることもありません。太陽光発電システムを搭載したお住まいであれば、作るエネルギーと消費するエネルギーが同じで経済的メリットも高くなります。一方、デメリットとして、エネルギー源が一つであるが故に停電時時には全てに機器が同時に使えなくなってしまうことや、ガス設備器具に比べると設備機器の初期費用が高額である点が挙げられます。

近年、「ガス併用」が見直されてきた理由として、①エネルギー源が複数で災害時の対応力が高い、②ガス設備機器の方が安価、③人気の床暖房にはガス機器が向いている、④料理好きの方は強力な火力のあるガスコンロやガスオーブンを使いたい等、対応力、コスト、多様性がクローズアップされたからでしょう。また、懸念であった安全性の面においても安全装置の改善により電気機器と同レベルの安全性となっており、再生エネルギーの活用もエネファーム等の機器が安くなり普及してきたことが大きいように思います。

どちらが良いかの結論は控えますが、施主のライフスタイル、利用したい設備機器を考慮し、家族にとって何を優先するか、どちらが我が家に合っているかなどを客観的に検討してみて見ると、より良い選択ができるのではないかと思います。

2022.06.01

Youtubeの新作動画をアップしました

不動産と住まいの相談室 Youtubeの新作動画をアップしました。
【家を即決で買うのは危険?】住宅購入までみんなどのくらい時間をかけてるのか?気になる他の人の購入までの期間を不動産のプロが丁寧に解説します!
ぜひご覧ください。

中川雄二の不動産と住まいの相談室 サイト内ページ
https://www.style-planning.jp/youtube/

中川雄二の不動産と住まいの相談室 Youtubeリンク
【家を即決で買うのは危険?】気になる他の人の購入までの期間を解説
https://youtu.be/lrdMQ9RjOyw

2022.05.30

住宅ローンの複数申し込み

Q:住宅ローンの複数申し込みはアリですか?

結論から申し上げると、住宅ローンを借りる金融機関は自由に選択することができるので、複数申込をすることはアリです。実際、複数の金融機関に申込みをして検討されている方も多いと思います。

詳しいお話の前に住宅ローンを受けるまでの流れを少しお話ししますと、金融機関から住宅ローンの融資を受けるには最初に「事前審査」を受ける必要があります。これは申込者の信用調査(与信)が主な目的で、「事前審査」に問題が無ければ金融機関から「融資承認」を受けることができます。言わば、住宅ローンを借りる予約ができたという状態がこの「融資承認」です。「融資承認」の有効期間は概ね1年なので、その期間内に「本審査」を受け、問題が無ければ「金銭消費貸借契約」を締結して融資を受けるようになります。ちなみに「本審査」は「事前申込」の内容に変わりがないかの確認と、住宅取得にかかわる詳細(建設地情報や建築物の見積の内容等)の確認が目的となっています。

ご質問に戻ります。住宅ローンを複数申込するということは「事前審査」を複数の金融機関に申し込むということになりますから、希望する金融機関が複数あれば、それぞれに「事前審査」の申込をしなければなりません。金融機関側としても「事前審査」に通った方にしか融資をすることができませんから、融資を希望される方は「事前審査」を受けてもらうことを勧められます。ただし、「事前審査」には銀行が必要とする書類の提出と個人情報の提供、窓口で直接手続きをおこなう必要がありますので、複数の金融機関に申し込む場合には、それだけ手間と時間を費やすことになります。現実的には候補を2~3行に絞り込んで「事前審査」を受けるのが望ましいと思います。

注意する点として、金利が安いことを最大のメリットとしているネット系の金融機関については、「事前審査」の手続きもネットで簡単にできるようになっているものが多いのですが、「本審査」の段階になってから、融資の否認や減額、条件の変更がされるというトラブルが時々見受けられます。理由は様々ですが、対面では無いからか条件の確認不足、解釈の違いから起こっているようです。実際、「本審査」の段階から後戻りするのはかなり大変な作業になりますので、検討する折には十分気を付けるようにして下さい。

住宅ローンは、多額の金銭を借り長期間かけて支払い続けていくというものです。借入の契約に至る手続きも複雑で、素人には中々理解しにくいことも多いと思います。申込みの段階からどのようなリスクや責任があるのかを確認し、手続きや条件を理解したうえで進めていく必要がありますし、金融機関とも長く付き合っていかなければなりませんから、窓口の対応や手続きの丁寧さなども判断の要素にして総合的に選択をしていくことが必要だと思います。

 

2022.05.25

6月度のセミナー・相談会のお知らせ!

6月度のセミナー・相談会は以下の通りです。不動産の処分や活用をお考えの方、住まいづくりが上手く進んでいない方、不動産の購入でお悩みの方はぜひご参加下さい。

【セミナー・相談会】

6月5日(日)
「住まいづくり何でも相談」 主催:ハウジングモール倉敷
時間:11:00~16:00 ※個別相談は1時間ごとになります。
場所:倉敷市酒津1625-1 ハウジングモール倉敷センターハウス

6月12日(日)
「不動産と住まいの相談室」 主催:(株)カーサ・カレラ
時間:10:00~17:00 ※個別相談形式
場所:岡山市中区賞田80番2  カーサ・カレラモデルハウス

6月19日(日)
「不動産と住まいの相談室」主催:(株)スタイルプランニング
時間:13:00~17:00
場所:岡山市北区丸の内2-11-20 ㈱スタイルプランニング

6月26日(日)
「住まいづくり大相談会」主催:ふれあいホームタウンかんなべ
時間:10:00~16:00
場所:福山市神辺町川北1426-1 ふれあいホームタウンかんなべ

セミナー・相談会は予約制になっているものもありますので、詳しくは主催者までお問い合わせ下さい。個人向けのご相談は日時を問わず随時受け付けております。問合せフォームにてお気軽にお申し込み下さい。

株式会社スタイルプランニング

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