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コラム

2021.04.20

住まいづくりワンポイントアドバイス Vor.19

Q:土地は親と子の共有名義にして新築する家は子の名義にしても問題無いですか?

土地を親子で購入し、建物は子が建てるというケースのお話かと思います。よくあるケースでそれ自体に問題はありませんが、子が住宅ローンを借りたり、建築確認申請をおこなったりする際には少し手間が必要になります。子が住宅ローンを金融機関から借入れる場合、土地にも抵当権(担保)の設定がなされますので、借入の条件として共有者(親)の担保提供の同意が必要となります。具体的には、借入の申込みや金銭消費貸借契約時(借用契約)には、共有者が担保提供を承諾する旨の署名・捺印が必要となりますので、金融機関に出向いて手続きをおこなうようになります。合わせて、建築確認申請などの折にも土地の共有者の同意・確認が必要です。

土地の共有で気をつける点として、土地を購入した折には不動産取得税がかかるのですが、土地を購入して3年以内に住宅を建てた場合には軽減措置が設けられており、一定額もしくは建物の大きさに準じて軽減措置が定められています。適用条件として建物に名義が入っている必要がありますので、今回の場合ですと、子は軽減措置が受けられ、親の名義は建物に入っていないので軽減措置は受けられないということになります。土地・建物の名義の決め方ついては、出資割合だけでなく、税務上の不利有利、将来のことなども考慮に入れながら決める必要がありますので、税理士などの専門家に相談をして決めることをお勧めします。

Q:家はやはり性能重視を一番に考えた方がいいのですか?

住宅の最大の目的は生命と財産を守ることですが、合わせて快適で住みやすく心地の良い生活になるよう利便性・快適性なども求められています。昨今、地球規模の温暖化の影響で気候変動が起き、大規模な自然災害が増加している傾向を踏まえ、耐震性や安全性を高める意識が年々高くなっています。また、温暖化問題を解決すべく「カーボンニュートラル政策」が政府により推し進められ、住宅にもCo2削減となる仕様・設備が求められてきています。

これら諸事情から、住宅メーカー、建材メーカー、住宅設備メーカーは、性能・省エネ性を重視した商品開発を進めており、「安全安心で快適に過ごせる省エネルギーな住宅」というものを目指していく傾向は今後も強くなっていくと思われます。ただ、過剰なまでに性能重視を求める結果、オーバースペックな性能を持つ住宅となっているケースも見受けられますので、建設予定地の地域性、施主の住まい方・考え方などの価値観に沿い、予算に見合うような適切な性能を求めていくということが大切になってくると思います。

単に数値化した性能の良し悪しを見るのではなく、自然の恵みを快適さに活用する「パッシブデザイン設計」や、人に優しく手入れをすれば長持ちする自然素材の活用、地盤が良く水はけのよい場所での建築、過去に自然災害に見まわれていない地域の選定など、基礎的なものをしっかりと担保することで過剰の性能を求める必要が無くなる場合も出てきますので、バランスを考え、設計士とよく相談して適切に対応していくことが大事だと思います。

株式会社スタイルプランニング

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