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住まいづくりワンポイントアドバイス

2018.01.05

今年の抱負

お正月は晴天に恵まれました。冷え込みも大したことなく穏やかな三が日でした。天候に恵まれ神社や寺院は初詣の方々で賑わったようです。弊社も今日から仕事初め。どうぞ皆様、今年も宜しくお願い致します。

さて、証券取引最初の大発会は26年ぶりの高値で終わり、政府発表の景気動向の指数も極めて良好とのこと。安倍総理も年始の所感で、今年は約束を実行する年と位置付けていると言われていました。本格的な景気回復が期待されています。また、不動産業界に目を向けて見ますと、今年から既存住宅の流通を活性化するための住宅インスペクション(住宅診断)の導入が格的に始まります。これは中古住宅取引の不安感を取り除く為に導入される制度ですので中古市場の流通は高まると予想されます。新築においては人口減少と高齢化社会の到来を見据えて、市内中心部への回帰が益々強まり、マンション建築を後押しすることが予想されます。実際、大型のプロジェクトが年末年始に発表されました。大きく伸びそうな気配です。

バブルになっているといわれる賃貸住宅建築に関しては、金融機関の引き締めが強まりそうです。そもそもこれは需要(人口の減少)という問題を抱えているわけですから増えていく事はあり得ません。当然、縮小していくしかないと思います。そして戸建て住宅に関してですが、4~5年前から始まったコンパクトでリーズナブルな建売住宅は、参入企業も多くなり物件も飽和状態になっていますので、立地、質の低い建売住宅は売れなくなり、建売業者、販売業者の淘汰が始まる予感がします。

注文住宅においては、年々数は減ってきていますが、平屋、ゼロエネ、二世帯、収益併用型住宅など特殊性のある住宅、デザイン性を高めた住宅への潜在需要はありますから全体としては変わらないでしょう。消費者としてはそれに対応できる建築会社の見極めが今年のポイントになりそうです。住宅ローンの金利は引続き超低金利、優遇税制や補助金制度なども充実しています。そして消費税増税が1年半後に迫ってきていることを考えると、住宅を取得するタイミングとしてはとても良いです。建築業者の立場からすると、東京オリンピック前の景気拡大の中での最後の商戦と位置付けていますから販売攻勢を仕掛けるでしょう。

どちらにしても住宅建築を後押しする要素は多く、不動産業界全体では賑やかにな年となる感じがします。こういう時は、消費者の立場からすると勢いに押され間違った判断をすることも多くなりますから、冷静な対応をする必要があります。業者の言う事に惑わされたり、住まいづくりに迷ったりした時には、できるだけ相談して客観的な意見を求めましょう。

スタイルプランニングは、今年もセミナー・相談会を中心に皆様とお会いし、エンドユーザーの納得の住まいづくりをサポートしていきます。住まいづくりに迷ったり、誰かの意見を聞きたいと思われた時は、どうぞ、お気軽にお声掛け下さい。住まいづくりコンサルティングをご活用いただけたら幸いです。

株式会社スタイルプランニング

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